知識と情報 その2

昨日から知識と情報の違いについて考えている。両者の違いはどこにあるのだろうか？

まず，情報は目標が達成されると必要ではなくなる。たとえば，「〜時から〜時まで断水」という情報はその期間が過ぎればもういらない。まして，「誰々がどこどこへ行っって何々をした，食った」なんていう情報はハナからいらないものである。だから，自分は今，後者の情報が入ってこないように工夫している。

一方，知識は忘れない限りずっと活用可能なものである。「断水の際の水の有効利用法」なんかは断水のたびに，使える。「どこどこへの行き方」というのも頭の片隅2でも置いておいて，自分がそこへ行くことになれば，ひっぱり出してくればいい。

こうしてみると，知識とは「方法」と密接な関係があるようである。

また，豆知識ということばがあるように，知識は何度もひっぱり出してくることができる。職業柄，同じ話を何度もしなければならないのだが，同じことを15年も続けているとこのときはこう，そのときはそうと頭の引き出しから繰り返し同じ話をひっぱり出している。

ちょっと面白くなってきたので，今日も考え続けてみる。