やめる ―ネガティブな意見を見たり，聞いたりすること―

人生も半分を過ぎました。

余生について考えると自分の好きなことをして過ごしたいと思うようになりました。これまで，人の意見を聞くことは大事，何にでも賛否両論はあるものだと思ってきました。しかし，この歳になれば，自分のこだわりというか，意見も確立しているわけなのです。

もう，さすがに自分の感覚を信じていいんじゃないか，と。

気に入ったものを見つけても，もしかすると使い勝手がよくないという意見もあるんじゃないか？

読んでみたい本があっても，もしかするとそんなに面白くないという意見もあるんじゃないか？

こんな風にわざわざネガティブな意見を探しに行くようなことをしていました。テレビから離れ，情報雑誌から離れ，今，ネットからも離れてみて，自分が収集していた情報のほとんどは「宣伝」と「足の引っ張り合い」だったんだなぁと気がつきました。

自分の感覚を信じる。人の意見に左右されずに，自分から飛び込んでみる。残りの人生は吟味する能力を磨いていきたい。