from Green Island

ノージャンルなコラムです。そのときに思いついたことを書いています。随時,加筆修正していきます。

オレと息子と武漢という町

1 はじめに

中国の武漢という町から発生したといわれる新型ウィルスが猛威をふるっています。

 

2 武漢生活

武漢という町には、以前、4年弱住んでいたことがあります。中国の中心にある町で素朴な町でとても好きな町でした。でも、前職があった西安の人々からは、「武漢?なんであんな所に行くの?(バカじゃない?)」というような反応を受けていたので、ドキドキの引っ越しでした。

ま、とにかく夏は暑い。当時は、40℃を越えると公的機関は休業にしなければならないので、いつも公式発表は39℃でしたが、いや、40℃越えはもちろん、日中平均気温が38℃っていわれるくらい(これはなぜか公式発表)の暑さに加え、あちこちに湖があるからなのか、湿度も高く、まるでコンビニの肉まんをふかすあの中にいるような感覚でした。

それでいて冬は雪も降るほど寒く、実は中国で一番寒いのではないかと思います。なぜなら、長江以南の地域には公共施設に暖房を設置してはいけないという決まりがあったらからです。そうなると、室内に暖房がない最北端がこの長江のほとりにある武漢なのです。

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いつもこの辺で朝食を食べていました

3 武漢知名度

これまで誰に言っても「武漢?どの辺?北京?上海?」なんて言われていました。

今回の報道でとても有名になってしまいました。別に町のせいではないのですが、これから昔話をするたびに、あ、あのウィルスの町ねって言われるんでしょうね(ラクーンシティみたいに)。

たしかにこの町を中心に放射線状に交通網が張り巡らされているので、封鎖されたとはいえ、その前に拡散されてしまったことは地図が頭にある人には想像に難くないです。

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この寝台車で旅行したのもいい思い出

4 今後

知り合いもいっぱいいるので、心配ですが、連絡も取れず、ただ早く落ち着いてくれるのを待つだけです。

今は違う国に住んでいるんですが、息子の学校も2週間閉鎖されており、うちでごろごろしています。さすがに、外出もできないし、宿題は出ているものの、それほど大量にあるわけではなく、もう終わってしまい、暇そうにしています。